海と風と、心ほどける町。志賀町
日本海の荒波が刻む断崖、夕日に染まる水平線、そして、里山に広がる静けさとぬくもり。
志賀町は、海と森に抱かれた“能登の隠れ里”です。
ただ美しいだけでなく、どこか懐かしく、心がゆっくりとほどけていく——。
そんな時間が流れています。
志賀町とは?
石川県・能登半島の西側に位置し、2005年に旧志賀町と旧富来町が合併して誕生。
町の西は日本海、内陸には里山の風景が広がり、豊かな自然と人の暮らしが共存するエリアです。
金沢から車で約1時間半、能登空港からもアクセスしやすく、能登観光の拠点としても人気を集めています。

絶景と出会う:能登金剛エリア
志賀町を訪れたら、まず足を運びたいのが「能登金剛」。
日本海の波が長い年月をかけて形づくった奇岩・洞門・断崖が連なる、息をのむ景勝地です。
巌門(がんもん)

波によって削られた巨大な洞門。遊覧船からの眺めは圧巻。
機具岩(はたごいわ)

二つの岩をしめ縄が結ぶ神聖な景観。織姫伝説が残る場所。
ヤセの断崖

小説『ゼロの焦点』の舞台。断崖絶壁から見下ろす荒波はドラマチック。
旧福浦灯台

日本最古級の木造洋式灯台。北前船の時代の面影を今に伝えます。
海のリゾート:自然とともに過ごす浜辺の時間
志賀町の西岸は、美しい海岸線と夕日が魅力のリゾートエリア。
キャンプや水遊び、のんびりとした夕景ウォッチングまで、自然と遊ぶ自由な時間が待っています。
増穂浦海岸

さくら貝が打ち寄せ、「世界一長いベンチ」から眺める夕日は格別。
能登リゾートエリア増穂浦

海を目の前に過ごすキャンプサイト。風と波音に包まれる体験を。
大島海水浴場・キャンプ場

北陸でも有数の規模を誇るキャンプエリア。家族連れにも人気。
森のリゾート:静寂と癒しの里山「志賀の郷リゾート」
標高約200mの里山に広がる「志賀の郷リゾート」は、赤松林や雑木林に囲まれた静かなリゾートエリア。
森と過ごす滞在型の旅にぴったりの場所です。




- 森林浴やバードウォッチングなど、自然とのふれあいが魅力
- コテージや貸別荘、ホテルなど、好みに合わせた滞在スタイル
- 天然温泉で心と体をリフレッシュ
- カフェやレストランでは、地元食材を使った料理を提供
- ゴルフやテニスなど、アクティビティ施設も充実
- 海岸エリアへのアクセスも良好で、海と森の両方を満喫できます
志賀町に泊まる:自然・文化・人にふれる滞在
海の絶景と森の静けさ。志賀町の宿泊施設は、自然の中に溶け込むようなやすらぎと、地域の文化にふれる旅の拠点です。




- 四季折々の自然と過ごすロケーション
海岸の散歩、森林浴、星空観察など、自然を感じるひとときを。
- 地元の味覚を楽しむ食事
新鮮な魚介や山の幸。食を通して志賀町を味わうことができます。
- 伝統と快適さの融合
和の趣を大切にした宿から、快適な設備を整えたモダンな施設まで幅広く揃っています。
- 癒しの温泉
自然の中で過ごす湯浴みは、旅の疲れをそっと癒してくれます。
能登の恵みを味わう:食と特産品
志賀町は、里山と海に育まれた「能登のうまいもん」がそろう土地。
道の駅では、地元の人に混じって買い物や食事を楽しめます。




- ころ柿・能登牛・能登米・甘えび・岩牡蠣・加能ガニなど、四季折々の恵み
- さくら貝アクセサリーや地元醤油など、ここでしか手に入らない土産も豊富
- 「ころ柿ソフトクリーム」や「甘エビバーガー」などのご当地グルメも話題
伝統と祭り:太鼓とキリコの響く夏
夏の志賀町は、太鼓の音とキリコの灯りに包まれます。
冨木八朔祭礼や西海祭りなど、地域ごとに個性ある祭りが続き、町は一体となって盛り上がります。


- キリコが幻想的に夜の町を練り歩く姿は必見
- 「これでもか太鼓」や太鼓打競技大会では、力強い演奏が響き渡ります
- 伝統文化にふれる貴重な体験の場でもあります
復興の今とこれから
2024年、能登半島地震で志賀町も大きな被害を受けました。
それでも、町の人々は地域にとどまり、助け合いながら復興への歩みを続けています。
観光を通じて、今の志賀町の姿にふれ、未来への一歩を応援していただけたら幸いです。
アクセス
- 金沢から:車で約1時間半(のと里山海道経由)
- 能登空港から:レンタカーでのアクセスが便利です
教育旅行・取材・撮影の受け入れも
- 自然・歴史・震災復興を学ぶ「教育旅行」受け入れ可能
- 撮影や取材も歓迎。自然、伝統、暮らしの風景をご案内できます